島田荘司選 ばらまち福山ミステリー文学新人賞では,受賞作品は協力出版社から即時出版されることになっています。
また、特別に設けられた優秀作も,随時,協力出版社から出版されています。
ここでは、今までの受賞者・優秀作者のその後の活動等を紹介します。

三重県出身、愛知県在住。2014年「五度目の春のヒヨコ」で第67回日本推理作家協会賞(短編部門)候補。2025年「あの日、キャンプ場で」で第78回日本推理作家協会賞(短編部門)候補。
第1回優秀作

2009年7月 原書房
短編ホラー映画主演女優としてロケ現場にやってきたマリア。そこで監督に意味ありげに言われる。「きみ、羅針盤にいた子だよね」と。マリアに忘れさりたい過去が甦る。伝説の女子高生劇団「羅針盤」。監督はさらに言う。「一人、死んでるんだよね」 羅針盤はメンバーの死と共に活動を停止した。マリアが殺したのだった。監督はいったいどこまで知っているのか。疑心はふくらむ。 そして物語は四年前、羅針盤の誕生と死へと移ってゆく。
本作は、2010年に映画化が決定され、福山市でロケを行い、2011年5月に全国公開されました。
また、本作の続編となる『かいぶつのまち』も2010年7月に原書房より出版されています。
このたびは、第1回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作に選出していただき、ありがとうございます。島田先生をはじめ、事務局の皆さま、関係者の皆さまには大変お世話になりました。
最終選考に残れば島田先生に読んでいただくことができる、そう思ってお送りした作品が思いも寄らない栄誉を受け、今もまだ戸惑いの中におります。
小学校のころ、家が遠かったわたしは友人たちと別れた後、図書室で借りた本の続きを空想しながら通学していました。なかでもミステリーは謎あり冒険ありと魅力に満ちた物語でした。あのころのように、続きが気になるワクワクとした物語を作り出し、誰かに楽しんでいただきたいと考えております。
今後も精進を続け、読む人の心をとらえて離さない物語を作り続けたい、書き続けることで優秀作受賞にお応えしたい、そう思っております。(2009年3月)
先日、豊田市博物館で開催された「深宇宙展」に行ってきました。宇宙開発、月探査、火星探査、さらにその先の宇宙へ、という内容で、なかなか見ごたえがありました。レプリカや1/n模型もありましたが、ロケットの実物の部品を触れるコーナーや帰還船ソユーズの実物展示もあり、楽しんできました。
この手の宇宙展は、たとえばはやぶさが帰還した時の展示など何度か観ていますが、当たり前だけど最新の情報に書き換えられていくので、全然飽きませんね。
さて、昨年新潮社のWebマガジン「yom yom」で連載していた「祝宴のトロンプルイユ」を加筆修正し、今年二〇二六年二月末に『私のせいではありません』(新潮社)というタイトルで刊行しています。また昨年十二月には『メゾン美甘食堂』(ポプラ社)を刊行しました。読み口の違う物語ですが、どちらも自信作です。ぜひお読みください。
遠からず「社労士のヒナコ」シリーズの四作目も出る予定です。
今後とも応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。(2026年2月)
少女たちの羅針盤(2009年7月 原書房/2011年4月 原書房/2012年9月 光文社)
かいぶつのまち(2010年7月 原書房/2013年10月 光文社文庫)
善人マニア(2011年8月 幻冬舎)
夢玄館へようこそ(2011年11月 双葉社/2015年3月 双葉文庫)
転校クラブ 人魚のいた夏(2012年3月 原書房)
てのひらの記憶(2012年10月 PHP研究所)
熱望(2013年4月 文藝春秋/2020年9月 文春文庫)
エール!2 収録「五度目の春のヒヨコ」(アンソロジー 2013年4月 実業之日本社)
※同短編は、ザ・ベストミステリーズ2014 (推理小説年鑑 2014年5月 講談社)にも収録
猫とわたしの七日間 収録「まねき猫狂想曲」(アンソロジー 2013年11月 ポプラ社)
転校クラブ シャッター通りの雪女(2014年3月 原書房)
ランチ合コン探偵(2014年9月 実業之日本社)
消えない夏に僕らはいる(2014年10月 新潮社)
招運来福! まねき猫事件ノート(2014年11月 ポプラ社ピュアフル)
冷たい手(2015年4月 光文社/2019年3月 光文社文庫)
君と過ごした嘘つきの秋(2015年6月 新潮社)
運命は、嘘をつく(2015年10月 文藝春秋)
結城屋質店の鑑定簿 あなたの謎、預かります(2016年1月 PHP研究所)
※2012年10月 PHP研究所「てのひらの記憶」を改題
千福万来! まねき猫事件ノート 化け猫の夏、初恋の夏(2016年3月 ポプラ社ピュアフル)
おいしい一時間 収録「オレんちの危機を救え!」(アンソロジー 2016年3月 タイムストーリー・日本児童文学者協会編 偕成社)
教室の灯りは謎の色(2016年8月 KADOKAWA/2019年8月 角川文庫)
ランチ探偵(2016年10月 実業之日本社)※2014年9月 実業之日本社「ランチ合コン探偵」を改題
ランチ探偵 容疑者のレシピ(2016年12月 実業之日本社)
だからあなたは殺される(2017年2月 光文社/2020年2月 光文社文庫)
Life 人生、すなわち謎 ミステリー傑作選「五度目の春のヒヨコ」(2017年4月 講談社文庫)
ひよっこ社労士のヒナコ(2017年11月 文藝春秋/2019年10月 文春文庫)
新鮮 THEどんでん返し「使い勝手のいい女」(2017年12月 双葉文庫)
※同短編は、ザ・ベストミステリーズ2018 (推理小説年鑑 2018年5月 講談社)、ベスト本格ミステリ2018(2018年6月 講談社ノベルズ)、にも収録
福徳円満!まねき猫事件ノート 猫たちの生まれる街(2018年3月 ポプラ文庫ピュアフル)
ベスト本格ミステリ2018(2018年6月 講談社ノベルス)※アンソロジー収録
17×63 鷹代航は覚えている(2018年6月 祥伝社)
僕はいつも巻きこまれる(2018年11月 講談社タイガ)
最後のページをめくるまで(2019年7月 双葉社/2022年 6月 双葉文庫)
きみの正義は 社労士のヒナコ(2019年10月 文藝春秋/2021年11月 文春文庫))
宝の山(2020年2月 光文社/2023年10月 光文社文庫)
ノゾミくん、こっちにおいで(2020年12月 ポプラ文庫)
伝染る恐怖「二週間後の未来」(2021年2月 宝島社文庫)
オレと俺(17×63 鷹代航は覚えている 改題)(2021年4月 祥伝社文庫)
善人と天秤と殺人と(善人マニア 改題)(2021年10月 幻冬舎文庫)
あなたが選ぶ結末は(2021年10月 双葉社/2024年 3月 双葉文庫)
ランチ探偵 彼女は謎に恋をする(2022年2月 実業之日本社文庫)
お客様のご要望は設楽不動産営業日誌(2022年5月 朝日文庫)
女の敵には向かない職業(2022年10月 光文社)
希望のカケラ 社労士のヒナコ(2023年1月 文春文庫)
マザー/コンプレックス(2023年6月 小学館文庫)
救世主(2024年6月 光文社)
その嘘を、なかったことには(2024年11月 双葉社)
※うち、短編「あの日、キャンプ場で」は、『ザ・ベストミステリーズ2025』推理小説年鑑 2025年7月 講談社)にも収録
名探偵と学ぶミステリ 推理小説アンソロジー&ガイド(2025年4月 早川書房)
※アンソロジー収録「一つの石で二羽の鳥を殺す ―To kill two birds with one stone.」)
ひよっこ社労士のヒナコ 1 (コミック)(2025年8月 文藝春秋)
メゾン美甘食堂(2025年12月 ポプラ社)
私のせいではありません(2026年2月 新潮社)