島田荘司選 ばらまち福山ミステリー文学新人賞では,受賞作品は協力出版社から即時出版されることになっています。
また、特別に設けられた優秀作も,随時,協力出版社から出版されています。
ここでは、今までの受賞者・優秀作者のその後の活動等を紹介します。
第6回優秀作
2014年8月 講談社
一年前の秋、白石秋美の通う高校では、人気教師・宇津木が旧校舎内で何者かに殺害される事件が起きた。そして、翌年の同じ日に、こんどは秋美の慕う男性教師・小垣が同じ旧校舎から飛び降りて死亡する。怪奇話が大好きな空手部の渋谷新司と、それらの話を全く信じない生徒会長の木吉吾朗とともに、二人の死の真相に迫ろうとする秋美。 二つの事件を繋ぐ闇を追う刑事も巻き込みながら、迎えた文化祭の夜。隠され続けていた真実が、秋美の前に現れる―。
権威ある、ばらのまち福山ミステリー文学新人賞において優秀作に選出していただき、島田荘司先生、教育委員会の皆様、選考に携わっていただいた方々に、心よりお礼を申し上げます。この結果は、まだ未熟だがひとまず腰を据えて小説を書いてみてはいかがだろうか、という言葉を投げかけられたのだと考えております。その意思を裏切らないよう、本賞がますます栄えるようなミステリーの創造に、人生を大いに使っていこうと思います。(2014年8月)
明利英司です。ご来場、ありがとうございます。
新刊を二冊同時に執筆中でして、やや慌ただしい日々を送っております。はやくお披露目できるように頑張ります。
現在は小説だけではなく、アニメも放送中されているカードゲームの制作の仕事を受けているので、なんだか追われる日々……。しかしこの自分が関わったカードがアニメで登場したりしていると嬉しいものです。カードファイト‼ヴァンガード、よろしくね。
去年、自著の「海原鮮魚店のお魚ミステリー日和」がタイ王国で出版が決まり、最近その装丁(表紙)を目にしたのですが、登場人物などのキャラクターをアニメのようなイラストで描く日本の流行傾向のやりかたとは違い、タイ王国では風景や物質が載ることが多いみたいで、なかなか幻想的で美しいものでした。しかも購入者特権なのか、装丁と同じ柄のトートバッグまで制作されていて、感動したものです。
そして相変わらず、私が経営している寿司屋「居酒屋明利」の営業も東京で続けています。去年は島田荘司先生もご来店くださりました。福山市からは遠いけど、美味しいものが好きな人はどうぞお越しを。(2025年3月)
旧校舎は茜色の迷宮(2014年8月 講談社)
幽歴探偵アカイバラ(2016年4月 講談社)
憑きもどり(2016年5月 ブログハウス)
瑠璃色の一室(2018年8月 書肆侃侃房)
指令ゲーム(2020年6月 双葉社)
海原鮮魚店のお魚ミステリー日和(2022年10月 南雲堂)