島田荘司選 ばらまち福山ミステリー文学新人賞では,受賞作品は協力出版社から即時出版されることになっています。
また、特別に設けられた優秀作も,随時,協力出版社から出版されています。
ここでは、今までの受賞者・優秀作者のその後の活動等を紹介します。
第9回優秀作
2017年4月 講談社
早いもので久しぶりに福山を訪れてから一年になります。昨年語っていたプロットが、この近況報告を書いている数日前にようやく完成しました。今回もバイオホラーとサイエンスミステリーの中間のような作品で、非常に気持ちの悪い仕上がりとなっております。
男を食らう呪われた島と蟲を祀った神社、美しき巫女の末裔、生贄として捧げられた胎児たち、手足が溶けて死んだ男たちと蟲母神信仰。島のルーツを探った先に見つかる答えとは―
今回は今までの作品の中で最も犠牲者の数が多く、楽しんでい頂けると思います。今は次作に向けて良いアイデアがあり、早く形にしたいと考え中です。自然科学の世界は沢山の謎と魅力ある生物で溢れています。これからも、私にしか書けない作品を目指して精進していきたいです。
日々の生活では大型犬と子供たちに振り回されていますが、子供たちが私の作品を読めるようになりました。まあまあだね、次は? など感想を頂いております。はい、頑張ります。(2025年3月)