島田荘司選 ばらまち福山ミステリー文学新人賞では,受賞作品は協力出版社から即時出版されることになっています。
また、特別に設けられた優秀作も,随時,協力出版社から出版されています。
ここでは、今までの受賞者・優秀作者のその後の活動等を紹介します。
第7回優秀作
ベンヤミン院長の古文書
-123x182.jpg)
2015年11月 原書房
古文書には暗号によってアレクサンドリア図書館の蔵書の隠し場所が記されているという。新教皇ソテル二世は暗号を解いて「人類の宝」を公にしようとする。しかし守旧派らによる様々な思惑から攻撃にさらされる。ロマン溢れる本格歴史ミステリー。
著者よりひとこと
優秀作のお知らせをいただき、たいへん光栄に思っております。島田荘司先生、選考過程でこの作品を読んでくださったすべての方々、事務局の皆様に心より感謝申しあげます。「物語を書く人になりたい」という夢を持ったのは高校生の頃だったと記憶しますが、長いこと自分には無理と思いこんでいました。いまようやくその夢が形をとりはじめたようです。書いてみてよかった! これからも力の及ぶかぎり楽しく書いていきたいと思っています。(2015年5月)
近 況
こんにちは。
第7回優秀作をいただいた金澤マリコと申します。
これまでに『ベンヤミン院長の古文書』(原書房)・『薬草とウインク』(原書房)・『木乃伊の都』(光文社)の三冊を上梓させていただきました。
いずれも好きな歴史のジャンルにかかわる作品で、このような形で出版できたことは幸せなことだったと感慨深く振り返っています。
2022年は日本にとっても世界にとっても激動の一年だったように思います。変わりつつある時代を生きている実感が私にもありました。
今年は新しい作品の構想を練ること、たくさんの出会いをもたらしてくれたレイキの次の段階に進むこと、もっと心をオープンにして自分の可能性を信じること……を目標にしていきたいと思います。
あ、それから北海道に海鮮丼を食べに行きたいです!(2023年3月31日)
著作品一覧
ベンヤミン院長の古文書(2015年11月 原書房)
薬草とウインク(2017年4月 原書房)
木乃伊の都(2021年6月 光文社)