2022年5月に作品募集を締切る第15回事業について,
第1次選考委員を広く全国から募集します!
第1次選考委員になられた方には,4作程度の作品を選考していただき,その謝礼として,1作品につき,3,000円分の図書カード,受賞作の刊行本をプレゼントします!
また,受賞者や,島田先生と会える,表彰式・出版記念パーティーに招待します!!
※詳しくは募集要項をご覧ください。
皆さんも,第1次選考委員になって,
未来の売れっ子作家の作品をいち早く読んでみませんか?
ご応募は,メールにて受け付けています。
次のメールアドレスへご応募ください。
bunka@city.fukuyama.hiroshima.jp
多くの皆さんのご応募をお待ちしています!
島田荘司選 第14回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作は,
白木健嗣(しらきけんじ)『ヘパイストスの侍女』に決定しました!!
◆作者プロフィール
1989年9月4日生。三重県四日市市出身。東京都墨田区在住。愛知淑徳大学にて諏訪哲史に師事し,近代文学を学ぶ。日本マイクロソフト株式会社勤務。
◆受賞作概要
あかつき自動車の自動運転車「WAVE」が試験中に事故を起こし,ドライバーの男が死亡した。 そして,あかつき自動車にはサイバー攻撃で自動運転車を事故させたという脅迫文が届く。 サイバー犯罪対策課の斎藤は,一課の女刑事である前之園とともに,人工知能マリス(Managed Automatic Research & Inference System)を使った世界初の捜査に乗り出した。一方四ツ葉自動車では社員が自殺し……。
左から,選者(島田荘司氏),受賞者(白木健嗣様),実行委員長(枝広直幹市長)
「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞 第14回受賞作」の発表記者会見を,10月25日,枝広直幹実行委員会委員長,島田荘司先生,受賞者の白木健嗣さん,協力出版社3社の出席のもと,ふくやま文学館で行いました。
◆島田荘司先生選評(抜粋)
自動車業界を舞台にした企業ミステリーは,これまでにも数多く読んで来たし,そのヴァリエーションも頭に残ってしまっているかのような印象を持っていたのだが,この作品の,格別IT方向の理解と知識には感心したし,それらによって作に厚みが作られていて,とても面白く読み,賞選考の読書であることを読了まで忘れることができた。―(抜粋)
◆白木健嗣さんコメント
この度は「島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」という栄えある賞を賜り,誠に光栄に存じます。島田先生をはじめ,本賞の運営・選考に携わってくださったすべての方に厚く御礼申しあげます。 大学在学中に志した作家の夢は,「卒業後十年は社会で悩み苦しみなさい」という恩師の教えで一度保留となり,実際その言葉通りに悲惨な二十代を過ごす事となりました。本賞の受賞は作品だけでなく,作家となるために悩み苦しんだ人生まで肯定して頂けたように感じ,嬉しいと同時に深く安心も致しました。
◆受賞作の出版は2022年春予定
受賞作品は,今後,島田先生の指導のもとに推敲され,2022年春に光文社から出版される予定です。
◆表彰式は2022年春予定
第14回表彰式を,来年春の受賞作出版に合わせて開催する予定です。(詳細は未定)
最終選考に残った4作の島田先生の選評と第1次選考通過作品(最終選考作品を除く)の担当編集者による選評は,近日中に掲載します。
今後とも,福ミスをどうぞよろしくお願いいたします。
第2次選考通過作品として次の4作品が選ばれました!!
最終選考は,選者である島田荘司氏が4作の中から受賞作を決定し,10月に発表する予定です。
楽しみにお待ちください。
◆第2次選考通過作品【4作】 ※順不同・括弧内は筆名
・シシノケたちの電脳集落(夏藤涼太)
・花束の解読(蒼木窓也)
・ヘパイストスの侍女(白木健嗣)
・夢魔の迷宮(南野海)
第1次選考通過作品(3回目)として、次の作品が決定しました!
◆第1次選考通過作品(3回目)1作品 ※()内は筆名
・風の花(都幾川遼)
これまで発表した26作とあわせ、合計27作が第1次選考通過作品となりました。
今後、第2次選考で4作程度に絞られ、最終選考で受賞作が決定し、10月に発表する予定です。
第2次選考の結果発表は、9月上旬です。
以下に、第1次選考通過作品一覧を掲載します。
◆第1次選考作品通過作品 27作 ※順不同、()内は筆名
・神宿る場所の殺人(竹中篤通)
・五・一五殺人事件(阿智隆)
・生きていて生きていない(澤柳弘志)
・雪炎(せつえん)(小早川真彦)
・リプレイス ~少年たちの舞台~(永田善也)
・白痴の媚薬(司庚二)
・ヒドゥン・ソート(柴門秀文)
・シシノケたちの電脳集落(夏藤涼太)
・率然者(高山よしき)
・終末期医療施設に医師と看護師は何人必要か(田中史明)
・サタニック(三島タカヲ)
・最後から二番目の殺人(中孫子英也)
・まばゆい錆(澁戸なずむ)
・花束の解読(蒼木窓也)
・アイリスの庭(桐島裕)
・フランクフルト殺人旅情(吉田右京)
・断頭台のマリーへ(野島夕照)
・ヘパイストスの侍女(白木健嗣)
・拒絶の行方(高清水涼)
・夢魔の迷宮(南野海)
・マリン・テックの隠秘(遠野有人)
・うたかたの夢蟲(雨地草太郎)
・レクイエムは届かない(野島夕照)
・相続未遂(高沢渉)
・ジャンヌ、聞こえますか(野島夕照)
・桎梏の舟(口木正次)
・風の花(都幾川遼)
福ミス第6回優秀作『焼け跡のユディットへ』の作者,川辺純可さんの新刊が発売されました。
ロマンティックなゴシックミステリです。
どうぞお楽しみください!
◆作品名 『ミズチと天狗とおぼろ月の夢』
◆発売日 2021年8月5日 ※書店により前後します。
◆定 価 1,800円(税別)
◆出版社 南雲堂
【あらすじ】
麻衣は大学の友人・弓の結婚式に出席するために島根県の山奥の集落へ向かう。
そこはニシのミズチがヒガシのお姫様と結婚を望み、天狗に討伐されたという言い伝えが残る因習的な村だった。
七十年前のニシとヒガシの結婚式、不可解な弓の言動、麻衣が夢でみていた景色と同じ情景。困惑の中で華燭の典が始まる。
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