事件の真相に再考の余地があるように感じられました。事件発生時の警察の監視に漏れがなかったことは序盤で確認されるべき事柄であり、それがあれば排除されてしまうトリックではないでしょうか。また、地の文での主人公のツッコミが過剰で、推理を読み進める際には逆効果になっている印象を受けました。
ゲームのルール説明が挟まれると、物語がぶつ切りになってしまう印象があるので、工夫が必要です。また、ゲーム世界と現実が混ざりあう描写にもう少し力を入れると、読者にも事件の猟奇性や不可思議性がよく伝わるようになると思います。
主人公の双子の妹を登場させる必要があったのか、疑問に思います。障がい者に対する性暴力を笑い話として書いており、現代を舞台とした物語では受け入れられません。