第3回最終選考結果発表!!
●受賞作2作品
受賞作 「鬼畜の家」(きちくのいえ)/深木章子(みきあきこ)
受賞作 「檻の中の少女」(おりのなかのしょうじょ)/一田和樹(いちだかずき)(応募順)
●優秀作2作品
優秀作 「変若水―月神の遺産―」(をちみづ つきがみのいさん)/吉田恭教(よしだやすのり)
優秀作 「キョウダイ」(きょうだい)/嶋戸悠祐(しまとゆうすけ)
(応募順)
(左から 島田荘司先生、深木章子さん、一田和樹さん、羽田皓実行委員長)
島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞の第3回受賞作発表記者会見を、10月22日、羽田皓実行委員会委員長、島田荘司先生、受賞者、協力出版社3社の出席のもと、ふくやま文学館で行いました。今回の受賞作はなんと2作!!! さらに優秀作も2作という結果になりました。複数受賞という結果は想定していませんでしたが、それだけ応募作品のレベルが高かったということ。優秀作は第1回の水生大海さん「罪人いづくにか」(「少女たちの羅針盤」と改題して出版)の時と同様に出版が前提ではありませんが、今後の改稿次第で出版の可能性もあります。優秀作の作者である吉田さんと嶋戸さんは、表彰式にお招きする予定です。
●島田先生選評(前文)
「今年の福ミスは,異様なまでの高水準であった。ざっと俯瞰した限りにおいては,候補四作
すべてを受賞作として何ら問題はない,と言えるほどの秀作ぞろいであった。それは常識的で
ないと,今年に限りバーを心持ち高くして,無理にでも一作に絞る,あるいは無理にでも二作
程度は落とす,とやるのはフェアでないように思われた。」
(※選評の全文はトップページから「選評」のボタンをクリックしてご覧ください。)
●深木章子さん受賞コメント
60歳を機に現役生活に別れを告げ、さあ、これから何をしようか、と考えた時、突如ミステリーを書いてみたいという思いが湧き上がりました。 筆の走るままに書き綴ったこのつたない作品が、このような素晴らしい賞を頂けましたことに感激しております。福山市の関係者の皆様を始め、島田荘司先生、選考委員の方々、そして協力出版社に心から御礼を申し上げますと同時に、この賞の名を汚すことのない様、今後とも気を引き締めて頑張りたいと思います。
●一田和樹さん受賞コメント
今回の受賞を光栄に思っております。島田先生、羽田市長をはじめ、関係者の皆様には感謝の言葉もありません。妻、ツイッター小説仲間、小説の楽しさを教えてくれた母と喜びをわかち合いたいと思います。ネットと電子書籍の普及により、小説は変貌しつつあります。その中にあってゆるぎない存在感を持った、先駆けとなるような作品を書いてゆきたいと思います。最後に、福山市と福山市の皆様の、さらなるご発展をお祈りいたします。
●受賞作の出版は2011年4月頃(予定)
2作品は今後、島田先生の指導のもとに推敲され、2011年4月頃に原書房から刊行される予定です。
●表彰式は2011年5月14日(土) ばら祭りステージ上にて
第3回表彰式は、来年3月下旬の開催予定でしたが、より多くの皆様に受賞をお祝いしていただくと同時に、福ミスをより広く周知するために、福山最大のまつりである「ばら祭」のステージ上にて行うこととなりました。第3回の募集要項には3月下旬開催とありましたが、ここで訂正させていただきます。何卒ご了承ください。
島田先生の選評にもありますように、今回は最終候補4作すべてを受賞としても良いほどの高水準にありました。優秀作の2作は出版が前提ではありませんが、4作すべてが出版され、書店に並ぶことを期待しています。福ミスを応援していただいている皆さま、今までご応募いただいた皆さま、そして次の受賞を狙っている皆さま、今後とも福ミスをどうぞよろしくお願いいたします!!!
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(すぐには掲載されませんので、ご了承ください。)
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