昨年10月、第1回優秀作に決定した『罪人いずくにか』が、このたび島田先生のアドバイスのもと推敲され『少女たちの羅針盤』(改題)となって、7月10日、原書房から刊行されました。
みずみずしい青春小説とサスペンス溢れる復讐劇。『玻璃の家』に続く本新人賞から生まれたミステリー作品をよろしくお願いします。
●定価 1680円(税込)
●原書房
■内容紹介
短編ホラー映画主演女優としてロケ現場にやってきたマリア。そこで監督に意味ありげに言われる。「きみ、羅針盤にいた子だよね」と。マリアに忘れさりたい過去が甦る。伝説の女子高生劇団「羅針盤」。監督はさらに言う。「一人、死んでるんだよね」
羅針盤はメンバーの死と共に活動を停止した。マリアが殺したのだった。監督はいったいどこまで知っているのか。疑心はふくらむ。
そして物語は四年前、羅針盤の誕生と死へと移ってゆく。
■著者について
水生大海(みずき・ひろみ)
三重県生まれ。教育系出版社勤務後、派遣社員に。1995年に秋田書店より漫画家デビュー。その後小説を書きはじめ、2005年に『叶っては、いけない』が第1回チュンソフト小説大賞(ミステリー/ホラー部門)銅賞受賞。08年に『少女たちの羅針盤』(旧題「罪人いずくにか」)で第1回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作を受賞。同作で09年にデビュー。「気持ちの中に何かしらの棘を残すミステリーを書いていきたい」と海原へ漕ぎ出す。
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7月9日、福山市長(当実行委員会委員長)が記者会見で、『少女たちの羅針盤』刊行の紹介を行いました。
全国の書店で『少女たちの羅針盤』が注目されることを祈っています!
(福ミス係)
更新日:2009年07月10日 Comment(2)
2009年5月10日に締め切った「島田荘司選 第2回 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」の応募作品 58作の中から、次の13作品が第1次選考を通過し、第2次選考作品となりました。
選考は、一般公募による選考委員13名が分担し、ミステリーとしてのおもしろさ、仕掛け等について審査し、順位付けを行いました。そのうち1位作品となった13作が1次通過となっています。
この結果は、6月30日付けで応募者へ文書で通知しています。
第1次選考通過作品は、当サイト、島田荘司先生による「第2回選考方法」の説明にもあるように、今後、7月下旬に第2回目発表(3作程度)8月上旬に第3回目発表(数作)を経て、最終決定となります。
これは、選考にかかわって、段階的な発表により本賞への関心を高めることを目的に、選者の島田荘司氏と第1次選考委員、協力出版社(光文社・原書房・講談社)、事務局の協議により決定しました。
第1次選考通過作品は以下のとおりです(順不同。括弧内は筆名)。
・滝見亭事件 (森 輝喜)
・Monroe Smile (金沢 整二)
・罪の行方 (塩見 朝伸)
・伽羅の橋 (糸 冬了)
・銭樽の怪 (渡辺 芳洋)
・堕天使の羽根 (南野 海)
・追憶の舘―緋色館殺人事件― (ソッコウ 詩人)
・9-Pido ナイン・ピッド (木下 幸一郎)
・ヴェッキオ城の惨劇 (三谷 玲貴)
・連坐 (斯波 耕之介)
・巨大彗星クライシス―恐竜からの遺産 (もとくら てつや)
・群羊の島 (大迫 知信)
・カピテン・ユゲの星の時間 (宮代 匠)
【13作】
更新日:2009年06月30日 Comment(0)
ダマー映画祭とは,アメリカで新人の才能発掘のためにボランティアで立ち上げた30分以内のショートフィルムを公募する映画祭で,今年から広島でも「ダマー映画祭inヒロシマ」(2009年12月11日(金)~13日(日))として開催されることとなりました。この代表を務める映画美術監督の部谷京子さんは,島田先生の親友でもあり,今年3月の福ミスの表彰式にも特別ゲストとしてお呼びしたところです。
このご縁で,今回,広島市中区シネツイン本通りで行われた「ダマー映画祭inヒロシマ」のプレイベントに水生大海さんがゲストとして招かれました。カンヌ国際映画祭で3度受賞されている河瀬直美監督の「火垂 2009version」を鑑賞した後,河瀬監督・部谷京子さんらを交えたトークショーが行われ,サプライズで島田先生が舞台にあがる一幕もありました。
「ダマー映画祭inヒロシマ」と「福ミス」は,新人発掘を目的に立ち上げられたできたたばかりの賞である,という共通点があります。「福ミス」も「ダマー映画祭inヒロシマ」と共に,今後ますます発展していけるよう頑張っていきたいと思います。
(左から横山雄二アナウンサー,水生大海さん,河瀬直美監督,部谷京子さん,糸永直美アナウンサー)
(翌日は広島の新球場でカープ戦を観戦しました。隣の糸永さんは,プレイベントで福ミスをたくさんPRしてくれました。)
更新日:2009年06月29日 Comment(0)
福ミス第1回優秀作となった水生大海さん作『罪人いずくにか』が、このたび島田先生のアドバイスにより改稿を重ね、『少女たちの羅針盤』に改題され、7月10日、原書房から刊行されます。(定価1680円税込)
受賞作『玻璃の家』に続き、福ミスから生まれた作品がまたまた全国の書店に並ぶのが、今からとても楽しみです。
『玻璃の家』とは趣きも全く違うミステリー作品です。お楽しみに!
※チラシをご覧ください。
(福ミス係)
更新日:2009年06月17日 Comment(0)
遅くなりましたがホームページを更新し、こうもり通信でお伝えしていた第3回の応募要項をトップページから直接ご案内できるようにしました。
そして、島田先生に執筆いただいた現在選考中の第2回の選考方法についてと、第1回の最終選考4作品の選評を掲載しています。いずれも応募されている方、応募を考えている方にとって、とっても参考になるものです!ぜひご覧ください。
選考方法にもあるように、今月末には第1次選考の結果の第1弾を発表します。応募された方、興味をお持ちの方、ぜひ注目を!!
(福ミス係)
更新日:2009年06月10日 Comment(2)
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