全国の書店やコンビニなどで販売されている公募ガイド社発行「月刊公募ガイド1月号」(発売中)で、2007公募アワードの「地域文化振興賞」を受賞しました。
「月刊公募ガイド」は、発行部数約12万部、自治体や企業の公募情報が充実した月刊誌で、アワードは、2007年10月までの1年間に掲載された公募の中から、独自性などを重視して選んだ6点の一つ。長編ミステリーにジャンルを限定し、島田氏一人が選考する点を評価されました。選評には、「推理小説の登竜門としての位置づけが確立できるか注目される」とあります。
誌上では,地域ブランドに関する公募も数多く掲載される中、このような賞が受賞できたことは、「福ミス」PRに大いに期待できるもので、福ミス係でも大変喜んでいます。
今後は、来年5月の第1回〆切に向け、PRにも力を入れていかなければなりません。当面、「月刊公募ガイド」に連続して福ミス情報が掲載されます。 中でも、3月号(2月9日発売)では、島田先生の特別インタビュー記事もカラーで掲載されますので、お楽しみに!!
(福ミス係)
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(すぐには掲載されませんので、ご了承ください。)
島田荘司展Ⅱ―ミステリーとは、限りなく脳の小説である―は、11月25日をもちまして、無事終了いたしました。会期中2,163人の方々にお越しいただき、概ね好評のうちに終了できましたこと、館員一同心より感謝申しあげます。
本展は、島田荘司展Ⅰ(2004年4月23日~6月6日)での島田荘司の福山での幼少期の資料を中心とした展示とはおもむきを変え、最近の島田荘司の活動や方向性を特集したものです。島田荘司本人による書きおろし作品解説、担当編集者たちによる島田荘司についての書きおろしエッセイなどを中心に、現在、台湾などのアジア圏で島田作品が熱烈に支持されている状況なども、訳本やDVDなどの資料から紹介しました。展示資料としては、初期のノートやメモ類、原稿など島田荘司の創作の過程がうかがえるもののほか、相沢康夫さんの特装本『涙流れるままに』やかんてふさんの「迷車交遊録」と称する模型など、愛読者による作品も注目されていました。また、K2-DESIGNが制作した精巧な模型「斜め屋敷」、梶髙慎輔さんの映像作品、そして、島田作品の装丁画も描いている石塚桜子さんの絵画「御手洗潔」などの作品の前では、長時間見入っている方が多かったと思います。
また、関連行事としては、島田荘司講演会「脳の物語としてのミステリー」、島田千津子講演会「母が荘司の思い出を語る―流れるままに」という2つの講演会を行いましたところ、いずれも非常に多くの聴講者がありました。前者は、現在のミステリー文学の方向性、後者は、作家となるまでの島田荘司とその環境を知るうえで、意義深い講演でした。
担当者といたしましては、遠くからもお越しくださったファンの方々の熱意が深く印象に残る展示でした。北海道から新作の展示資料を持ってかけつけてくださった方、様々なアドバイスをくださり、また福山オフ会をコーディネートしてくださった方々、福山駅まで私と一緒にサイクリングしてくださった東京の方、それを見て驚いていらした神奈川の方、こちらは大阪に住んでいるのに、なぜかマウテンバイクで文学館に颯爽と現れた方、2日も長時間展示を見てくださった大阪のお二人、オフ会ですばらしい歌をきかせてくださった方々、最終日に名古屋から在来線で来られた方…。本当にたくさんの方々が、島田作品にインスパイアされていることをあらためて実感いたしました。
最後になりましたが、監修者の島田荘司先生をはじめ、展示関係者の方々に深く感謝申しあげます。
YO, KO, YN, FN
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