第2回受賞作『伽羅の橋』が2010年3月18日、光文社から刊行されます。(定価1890円税込)
作者は、「叶 紙器(かのうしき)」。
出版を機に、受賞決定時のペンネーム「糸 冬了(よりとおる)」を変更されます。
『玻璃の家』(松本寛大・講談社)、『少女たちの羅針盤』(水生大海・原書房)に続き、全国の書店に並びます。
お楽しみに!
(福ミス係)
【作品紹介】
●選評より…
この作者は、いうなれば下手糞なボクサーであった。~しかし、~そのとてつもない破壊力は、歴代のどんな名ボクサーも、一発でマットに沈めるほどのものだった。
●物語は…
四条典座(しじょうのりこ)は介護老人施設の職員。彼女はそこで認知症の老人である、安土(あど)マサヲと出会う。終戦前日、大阪に最大の空襲が襲ったその日に、マサヲはある凄惨な行動を起こしたという。 穏やかそうなこの老人がなぜそんな事をしたのか、信じられない彼女は、その罪を晴らす決意をする。
●新たな才能が開花…
時を経た大戦下の悲劇を、胸がすくようなダイナミックな展開で解き明かしてゆく、人間味溢れる本格ミステリーがここに登場した!
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