福ミス第4回受賞作「誰がための刃 レゾンデートル」の作者、知念実希人さんの新刊が発売されます。
大人気「天久鷹央」シリーズの新作です。
どうぞお楽しみに!
◆作品名 「甦る殺人者―天久鷹央の事件カルテ―」
◆発売日 2017年11月1日 ※書店により前後します。
◆定 価 637円(税込)
◆出版社 新潮社
【あらすじ】
都内近郊で若い女性が次々と首を絞められ、惨殺された。
警察は現場に残された血痕のDNA鑑定を行い、容疑者を割り出すが、それは四年前に死んだ男だった……。
止まない殺人劇。メディアに送りつけられる犯行声明文。
これは死者の復活か。あるいは、真犯人のトリックか。
天医会総合病院の天才女医・天久鷹央(あめくたかお)は事件の裏に潜む“病”を解き明かし、シリアルキラーに“診断”を下す。
* 書き込まれた内容につきましては、掲載前にチェックを行います。
(すぐには掲載されませんので、ご了承ください。)
第3回福ミス受賞作「檻の中の少女」の作者,一田和樹さんの新刊が刊行されました。
サイバーミステリの名手が描く「近未来」サスペンスです!
◆作品名 「公開法廷~一億人の陪審員」
◆発売日 2017年10月20日 ※書店によって前後します。
◆定 価 1,600円(税別)
◆出版社 原書房
【内容】
国民総陪審員制。
ネットにアクセスして国民が重大事件の審判を下すという世界でも類を見ない制度を日本は採用した。
しかしその裏で、とんでもない事態が進行していた。
* 書き込まれた内容につきましては、掲載前にチェックを行います。
(すぐには掲載されませんので、ご了承ください。)
福ミス第3回受賞者、深木章子さんの新刊が発売されました。
読者を挑発する、大胆不敵な本格ミステリです!
◆作品名 「消人屋敷の殺人(しょうじんやしきのさつじん)」
◆発売日 2017年10月20日 ※書店により前後します。
◆定 価 1836円(税込)
◆出版社 新潮社
【あらすじ】
「包囲された館から一族16人が忽然と姿を消した」。
奇怪な伝承に彩られた岬の突端の武家屋敷・日影荘、人呼んで〈消人屋敷〉。
ここに隠遁する覆面作家を訪ねた女性編集者が失踪し、3カ月後、謎の招待状により関係者5人が集められた。
嵐の襲来で孤立する館、目の前で消え失せる家政婦。
最後に残るのは、一体誰なのか。
* 書き込まれた内容につきましては、掲載前にチェックを行います。
(すぐには掲載されませんので、ご了承ください。)
◆作者
松嶋 チエ(まつしま ちえ)
◆作者プロフィール
1961年生まれ。大阪府枚方市在住。
2005年「北日本文学賞」、2006年「織田作之助賞」受賞。
◆受賞作概要
梓凪子は、三十三歳で独身。元女性警察官で現在は大手町興信所に勤めている。
ある日、甥である中学生の輝也が屋上から飛び降りた。姉の未央子とのあいだには根深い確執があるが、ある条件と引き換えに、自殺の理由を調べることになった。
教師らだけでなく、輝也の親友や未央子さえもなにかを隠そうとするなか、凪子は、持ち前のホットでタフな気性を武器に、興信所の所長や年下の同僚、同期の女刑事らをも巻き込みながら、真相を明らかにしていく。
(左から、島田荘司先生、松嶋チエさん、枝広直幹実行委員会委員長)
「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞 第10回受賞作」の発表記者会見を、10月27日、枝広直幹実行委員会委員長、島田荘司先生、受賞者の松嶋チエさん、協力出版社3社の出席のもと、ふくやま文学館で行いました。
◆島田荘司先生選評(抜粋)
「女性ハードボイルドの収穫と評価すべき佳作。巧みな文章、的確な表現語彙の選択、ユーモアや皮肉表現の安定と達者ぶり、ストーリー進行上に配された喜怒哀楽の巧みなバランス、傷もなく、大きな不満も感じず、怒りと暴力表現も必然的で、着地まで一気に読むことができた。
暴言暴力が世を騒がす新世紀、社会進出女性へのこの国の偏った行儀強制の虚構が露見、崩壊し、反動も手伝って、ついに女性版のハードボイルドが、これだけの完成度を持って登場してきたことに、思わず満足の笑みとともに拍手を送る気分になった。日本になみいる男性ハードボイルド作家の友人たちは、この作をどのような気分で迎えるのであろうか。読ませるのが楽しみではある。」
◆松嶋チエさんコメント
「ミステリー小説が好きで,ずっと書き続けてきましたが,結果が出ないことに疲れ,ミステリーを書くのをやめようかと思い始めていました。
今回の作品は,そんな思いと共に仕上げたものです。
それが今回,このような賞をいただけたということは,わたしにとっては正に奇跡を見るような驚きであり,望外の喜びです。
わたしの途絶えかけた気持ちを太い糸で繋ぎ留めてくださった,島田荘司先生や関係者の皆様に深く御礼申し上げます。
このタイミングで授かったチャンスを大切にして,気持ちを新たに,更なる飛躍を目指して書き続けていこうと思います。」
◆受賞作の出版は2018年春予定
受賞作品は,今後,島田先生の指導のもとに推敲され,2018年春に講談社から出版される予定です。
◆表彰式は2018年5月(予定)
第10回表彰式を,来年5月に開催する予定です。(詳細は未定)
最終選考に残った3作の島田先生の選評と第1次選考通過作品(最終選考作品を除く)の担当編集者による選評は,近日中に掲載します。
掲載しましたら,こうもり通信でもお知らせしますので,どうぞお楽しみに。
今後とも,福ミスをどうぞよろしくお願いいたします。
* 書き込まれた内容につきましては、掲載前にチェックを行います。
(すぐには掲載されませんので、ご了承ください。)
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