受賞者・優秀作者の紹介

島田荘司選 ばらまち福山ミステリー文学新人賞では,受賞作品は協力出版社から即時出版されることになっています。
また、特別に設けられた優秀作も,随時,協力出版社から出版されています。
ここでは、今までの受賞者・優秀作者のその後の活動等を紹介します。

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川辺純可(かわべすみか)

広島県呉市生まれ。日本女子大学文学部卒。京都府在住。

第6回優秀作

焼け跡のユディトへ

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2014年11月 原書房

 戦後間もない瀬戸内のとある軍港都市を舞台に起こる連続婦女殺人事件。 被害者には能面が被せられていたという。 やがて被害者にある共通点があることが分かり、それによって「次の被害者」が絞れていくのだが……。

著者よりひとこと

 新刊が出た日は鬼のごとく野暮用を片づけ、リアルタイムで味わう幸運を噛みしめつつ、一路、島田ワールドへ! 本が厚ければ厚いほど福福。思えばずっと心躍る旅人でした。 まさにその島田先生から「優秀作」という栄誉を頂くなんて夢のようです。 いつか私も私独自の世界を創造すべく、福ミスの名に恥じぬよう日々精進を重ねてまいりたいと存じます。このたびは本当にありがとうございました。(2014年11月)

近 況

 西日本最高峰の霊場石鎚山には「心の悪い人が掴むと切れて落ちる」お鎖の場が、試しを含めて四ヶ所あります。生前、祖母はご近所グループで、毎年この「石鎚つあん」を参拝しておりました。
 実は私も近々、念願の「修験者デビュー」を果たすつもりです。常日頃より心がけよろしく過ごしておりますゆえ(汗)登頂後も無事、皆様と笑顔でお目にかかることを信じて疑いません。
 あと……今、ふたたびディックこと、リチャード・マクドウェルの話を書いています。
 舞台はアメリカ中部の、いわゆる日系人強制収容所。『焼け跡のユディトへ』からさかのぼること十年、日系というだけで迫害を受け、それでも矜持を持って生きた人々の物語です。
 正直、大変なことを始めてしまいました。しかし書きたいエピは大小悲喜こもごも、積み重なってスタンバイしています。(2019年3月31日)

著作品一覧

焼け跡のユディトへ(2014年11月 原書房)
時限人形(2016年9月 原書房)